理学療法士だからできる!「故障させない」パーソナルトレーニング【前編】

みなさん、こんにちは! 理学療法士の青山遥(アオヤマヨウ)です。
「快適な生活は正しく食べて、正しい姿勢から!」をモットーに練馬区・豊島園で理学療法サロン『AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)[旧店名:mamasalon aoyama]』を営んでおります。
本日は理学療法士による、パーソナルトレーニングの「利点」についてお話します。
まずトレーニングを始める前に注意すべきこと
当サロンでは「パーソナルトレーニング」のメニューを導入しております。
これは「理学療法士のもとで運動療法、トレーニングをもっとやりたい」というお客様のお声にお応えしたものです。
しかし、当サロンでは身体の歪みや支障を解消する施術が完了した後にのみ、こうしたパーソナルトレーニングのメニューを実施させていただいています。そしてお客様のご意向にそって、パーソナルトレーニング・運動療法を行い、ボディイメージの改善を試み、最後にその習慣化・定着化を図っております。
「ほかのパーソナルトレーナーの指導みたいに、トレーニングだけ監修してほしい」というお声があるのはわかりますが、それは理学療法士としてやるわけにはいかないのです。
最初にお断りしておきたいのは、理学療法士によるパーソナルトレーニングは、世間に数多くいる、たとえばフィジークやボディビルといった競技の選手などによるパーソナルトレーニングとは根本的に異なる部分がある。そして、その異なる部分こそが、いちばん大事なのだ、ということです。
筋肉隆々で、体脂肪が低い身体への憧れは誰にでもあるかとは思います。しかし、審美的に身体を作り上げていくタイプのトレーニングにつきものの、激しいウェイトトレーニングを行おうとしている方に、まず聞いておきたいのは、
「これまで、あなたには継続的な運動習慣はありましたか?」
です。
よくある!トレーニングが「頓挫」する悲しい結果

ジムに行けばわかると思いますが、ジムに置いてあるマシンの類は、基本的に単純な動作ひとつで、誰にでもトレーニングが行えるように出来ているので、ほかの運動や競技に比べると、たとえ運動神経に自信がない方であっても、誰にでも始めやすい利点はあるのです。もちろん、これまでの人生で、継続的な運動習慣がなかった方でも……。
しかし! ここからが問題なのですが、そういう継続的な運動習慣がなかった方の身体には、筋肉の増量を目的とした激しめのトレーニングに耐えられる基礎が出来ていないのです。
また、継続的な運動習慣がなかった方の場合でも、フィジークやボディビルといった競技の選手によるパーソナルトレーニングを受けることは、筋肉量を増加させるという観点ではとても有益かもしれません。
ところが、継続的な運動習慣がなかった方の場合、筋肉が一時的に増えたところで、骨格なり、関節なり、あるいは筋肉そのものに支障が出てしまって、トレーニングを中断せざるをえない状態になることが多く、理想の身体が手に入る前に、お金と労力だけ使ったあげく、頓挫……という悲しい結果が待っているのです。
しかもこの場合、身体の故障だけがパーソナルトレーニングの「置き土産」となってしまいます。「二度と運動なんかするか!」という気持ちになってしまうかも。
もちろん、「自分にはそこまで強いマッチョ志向はないけど、運動経験と、これまでよりもきれいな身体をこの機会に手に入れたい」という程度の「穏健派」な方もいらっしゃいますが、結局、運動経験がないままの身体に筋肉だけ(一時的に)増量できたところで、それは「付け焼き刃」にすぎないことが多いのです。
以上が、昨今の巷で見られがちな、パーソナルトレーニングとその受講者に対し、一人の理学療法士としての率直な懸念です。
当サロンで導入している理学療法士によるパーソナルトレーニングは、これまで運動習慣のなかったお客様の身体を長期的に、健康に保ち、なおかつ身体の外見をよりよく整えていくことを目指すものです。
フィジークやボディビルといった競技の選手、もしくはそれに類する方にも当然、筋肉や骨格の知識はありますが、基本的に指導は根性論となりがちです。現在は、継続的な運動経験がないといっても、中高時代は運動部だったな、という方も多いでしょう。当時、ご自分が受けた指導を思い出してください。つらいけど、大変だけど、そして時には痛いけど、がんばらないと。なぜなら競技で勝つためには……という、あの理論、あの理屈です。
ああいうノリに、運動習慣を失って久しく、しかも年齢を重ねたあなたの身体は、果たして耐えることができるのか……となると、答えは明らかです。厳しい、難しいというしかありません。
運動初心者でも故障しないために 理学療法士がお手伝い

ではそういう方が、体質改善・体型改善を目指して、パーソナルトレーニングを受ける場合、何が大事なのでしょうか。まずはこれまでの人生で蓄積された身体の歪みを整えることが大前提となってきます。言い換えれば、そうしなければ、故障を誘発しやすいのです。
理由は、歪んだ身体でトレーニングすれば故障が発生しやすく、トレーニング効果は薄いからです。当サロンでは、パーソナルトレーニングのみのコースはなく、必ず施術とセットで行っております。まずは正しい姿勢のとりかたを覚え、その上で正しい身体の動かし方を習得する。この流れにこそ、大きな意味があるのです。
理学療法士によるパーソナルトレーニングが、故障を発生させるものではないと言い切れる理由がここにあります。またそれは、理学療法士「以外」のパーソナルトレーナーには絶対にカバーできないポイントともいえるでしょう。
理学療法士によるパーソナルトレーニングの強みを表にしてまとめてみたものを、最後にご覧ください。
理学療法士によるパーソナルトレーニングの強み
【1】トレーニング後の悪化の可能性が低い
理由:理学療法士は、各種疾患に対する医学的根拠を踏まえたうえでリハビリを行うので(たとえば骨折後のリハビリ)、リスク管理能力が高い。それゆえ、この手の経験を持たないパーソナルトレーナーの指導のように、既往症を悪化させることがない。
【2】日常生活への汎用性、効果が高い
理由:理学療法士は、たとえば入院患者さんの退院後の生活を見据えたリハビリ(たとえば脳梗塞後の社会復帰を見据えたリハビリ)なども経験しているので、お客様の日常生活動作(ADL)と生活の質(QOL)を意識したトレーニングを行うことができるから。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!
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