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治療の終わりはある?〜アオヤマスタイルの卒業とは〜

治療の終わりはある?アオヤマスタイルの卒業とは

みなさん、こんにちは! AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)の青山遥(アオヤマヨウ)です。

約12年間の総合病院での理学療法士としての臨床経験をベースに、練馬区豊島園で理学療法サロンAOYAMA STYLE(当初の店名は「mamasalon aoyama(ママサロンアオヤマ)」でした)を営んでおります。

AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)では、「卒業」を前提とした施術をお客様全員に行うことを大前提としています。今はつらくても、頑張って治していけば、いつの日か通わなくてもよくなる日が来ますよ、とお伝えしています。

卒業を前提とした施術

このコンセプトは、私が理学療法士として、12年間、総合病院で経験したことから作られました。

『私の履歴書』のコーナーのコラムで、詳しく書かせていただいておりますが、

私の履歴書
[3]【訪問リハビリ勤務時代】高頻度で慢性的な施術は「健康でありつづけたい」という自立心を妨げる
[4]【地域包括ケア病棟編】医療保険の限界が「本当に自分がやりたい仕事」発見の契機に

病院勤務の理学療法士のメインの仕事は、疾病や障害を持った方の「自立支援」です。

この場合、入院中という限られた期間で、確実に結果を出さなければなりません。つまり「卒業」を前提とした施術、治療、リハビリを行っているのです。

期間を決めずに行うリハビリほどマンネリ化しやすく、また施術者に対し、よからぬ依存心を生んでしまうのです。患者さん、あるいはそのご家族が自らの意思で治ろうとはしなくなる傾向があります。マンネリ化したリハビリは、彼らから自立心や向上心といった回復に必要な要素を奪ってしまうものになりがちなのです。結果として、お互いに良くないことしか起きないんですね。

それゆえ、AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)では来てくださる方全員に「自分の身体を知って、自分で自分の身体を治せるようにする」よう導くことが、一番良いと考え、現状のような『卒業を前提とした施術』をコンセプトに掲げているのでした。

たとえ歪んでも自力で治せる身体になる?

ここからは、当サロンで多くの方にお見せしている図を使って説明しますね。

続けて施術を受けていけば自らの力で姿勢を維持できるようになります

この図の真ん中あたりにある、自律神経安定・健康ラインというピンク色の線をごらんください。これが、快適な生活を送るための「ボーダーライン」です。

施術を受け、セルフケアも徹底できていると、ピンク色の線を、自分の身体の健康水準が超えていき、快適さが戻ってきます。

また、この表のブルーのラインは、当サロンに通われるお客様の黄金改善パターンです。

当サロンの卒業を前提とした施術の背景には『ボディイメージのアップデート』があります。これは身体に対して正しい姿勢を、いわば「形状記憶」させていく行為で、施術が終わった後も身体を歪ませない、たとえ歪んでも自力で治せる範囲の身体にアップデートすることを目指しているのです。

「ボディイメージ」という言葉をはじめて聞いた…という方は、こちらの過去記事をご覧ください。
怪我は治ったはずなのに身体の調子がよくならない本当の理由 <ボディイメージについて知ろう!>

これからお話することはすべて個人差がある話ですが、このボディイメージのアップデートを成功させるためには治療開始から短期間のうちに、なるべく間を詰めて、何回かの施術を行う必要があるのです。とくに重篤な症状の方ほど、1回の施術と次の施術の間が長くなりすぎると、効果が目に見えて落ちてしまいます

皆様の身体状況に加え、日常生活動作、仕事内容などの社会背景により誤差はありますが、最初の30日間のうちに、だいたい3〜5回の施術と、セルフケアでお教えしたエクササイズをこなしていただければ、表のピンク色のボーダーラインを越して、ボディイメージのアップデートに成功するパターンが多いです。
 
そうなればお伝えしたセルフケアさえ行っていれば、「自分の身体を自分で治せる」ようになっているので、当サロンに通う必要性はなくなります。

総合病院に勤務していた時も、こういうイメージでみなさんの治療に携わってきました。まぁ、病院ではある期間をすぎるとリハビリには通えなくなるという現実があり、患者さんの大半と、半強制的にお会いできなくなるわけですが。

しかし、AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)を開業、そこでお客様に向かい合っていると、理学療法士による継続的な介入も必要な方も一定数いるのではないか、という気づきを得ることになったのです。

このような背景もあり、当サロンでは定期通院できる、「サブスク(=サブスクリプション)」という新しいメニューを新たに作ることになりました。このサブスクの是非についてのお話もしておきたいと思います。

歪む原因を作り出す生活に突入してはいないか?

疲れて書類だらけのデスクで寝る女性

私は理学療法士として、施術を行い、セルフケアの方法を伝え、とにかくお客様の身体を健康な状態に戻すこと。そしてその状態を維持できるためのヒントをなるべく確実に伝えるように日々、奮闘しています。

それでも、先述のとおり、少しづつ治ったはずの身体が崩れてきてしまうお客様も一定数いらっしゃるのです。

  • 仕事がどんどんハードになったケース
  • お子様の成長に、自身の身体が追いつけなかった
  • セルフケアを、自己流でしかやらなくなったケース

など原因は様々なのですが、中でも当サロンに通っていた頃より、環境が変化(≒悪化)してしまった場合、身体の歪みが出てくる可能性は大です。

また、「日常生活のふとした、不良姿勢の積み重ね」も見逃せない悪化ファクターです。多くの方は、日常や家庭生活において、身体の歪みを助長する姿勢を続けたり、よろしくない生活習慣が重なったことで、身体の不具合を抱えることになっていますから。

さらに、不良姿勢を生んでいる環境の改善を行いたくても、行えなかったケースがわりとあるんですね。

住んでいる部屋の広さが問題で、リビングのテーブルや椅子を仕事でも使わざるをえない方。

身体に合っていない狭いマットレスしか置けないので、寝返りがうまく打てておらず、それが身体に響いてしまっている方。

趣味のトレーニング・スポーツに打ち込んでいるとき、調子のいい時はともかく、苦しくなってくるとフォームが大幅に乱れてしまう方。

もともとストレスによる過食傾向があったので食事指導したものの、最初は「これくらい」と決めていた食事量が、いつのまにかどんどん増えていってしまい、体重が再増加して膝や腰に支障がまた出始めた方。

以上は、実際においでになったお客様の一例ですけれど、こういう問題がクリアできていない自覚がある方ほど、最後の施術から期間が開くと、身体に前と同じような、あるいはまた別のタイプの不具合が生じやすいのです。

とはいえ、今でも当サロンに頻繁には来るようなことにはなってほしくないという本心はあります。この手の依存心は、適切な回復を阻害してしまうものですから。しかし、期間が空きすぎるのもよろしくないという現実がある……ということで、不安がある方を対象に、治療完了後も、たとえば○ヶ月に一回というペースで、料金的にもお得に通っていただける、サブスクの制度を作ることになったのです。

定期的な生活面のチェックやアドバイスも

カルテを持った男性の背術者

サブスクが必要な方の標準的な通院ペースとしては、1ヶ月前後が妥当かな、と思われます。

サブスクの利点は、施術面で身体の維持ができるというだけでなく、

  • 正しい姿勢が保てているかの「評価」
  • 食事・栄養の管理、アドバイス
  • お教えしたセルフケアが本当に、正しく行えているのか

の3点の指導が継続的にできることです。

お客様の身体の状態や、生活環境によって、来院には適切なペースがあるかと思います。不安な方はぜひ、ご相談くださいね。

また、当サロンを卒業後に

  • マラソンを始めてみた
  • フィットネスクラブ、スポーツジムに通い、優れたスタイルの自分目指せるようになった
  • これまで出来なかったトレーニングの種目がこなせるようになった

など、より様々なアクティビティを行えるようになった方はたくさんいらっしゃいます。そして当サロンのサブスクを、健康維持のための「保険」として選択なさるのです。このように、サブスクはサロンをいちおう卒業できたけれど、健康面に不安が残っている方のためだけの制度ではありません。

様々な人生のステージにおられる方々の手助けになれることを喜びに、サロンの仕事に取り組んでいる毎日です。

AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)では一度、完全に卒業なさった方にも、扉を開いておりますので、何か気になることがありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!

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