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体はすべてつながっている?!治療の現場を変えた「アナトミー・トレイン」とは

みなさん、こんにちは!

『mama salon aoyama(ママサロンアオヤマ)』の院長で理学療法士の青山遥(アオヤマヨウ)です。

以前、このブログの記事で人間の身体は、自分で思っている以上に複雑に構成されているというお話をしましたよね。その複雑な組織をつなぎとめているのが、今回お話する「筋膜(きんまく)」なのです。

筋膜と聞けば、単語だけは知ってる!という方、多いのではないでしょうか。

グッズを使って筋膜ケア(いわゆる筋膜リリース)を行う女性

テレビの番組でも、筋膜をケアするための運動やストレッチを頻繁に紹介していますよね。中には筋膜について誤解・曲解している内容もありますが、筋膜のケアが全身の身体の不調解消に効果的ということは事実なのです。

筋膜とは一体どういうものなのでしょうか? 

それは単純な膜ではなく、「体内にある結合組織」を意味しています。

人間の身体の中には様々な筋肉、内臓、血管など本当にたくさんな組織が存在していますよね。これらがバラバラにならないようにつなぎとめているのが「結合組織」であり、それが日本語でいう筋膜なのです。筋膜は「第2の骨格」などとも呼ばれます。 

眉間を揉むとある動作が柔軟になるのはナゼ?!

さて、筋肉は、筋膜という膜(実際には網のような形とされる)で囲まれているわけですが、筋膜同士のつながりは頭部からつま先にいたるまで続き、隣り合う筋肉は筋膜でつながっています。

そういう筋膜で繋がった筋肉が、一本のライン(線)を形成しているわけですが、それが全身で10~12本ほど存在していることがわかっています。

その中で「バックライン」と呼ばれているラインを例に、お話しましょう。

眉間から始まり頭頂を通り、背中、お尻、かかと、最後に足の裏を通ってつま先で終わるラインです。そのラインのどこかに問題が生じていたとします。

たとえば……足を伸ばしたまま体を前に倒して、床に手をつく「前後屈運動」、あなたはスムーズにできますか?

身体が固く、指先が床につかない方がけっこういるのですが、これはバックラインのどこかに問題が生じているということなのです。

こんな時は、バックラインの始まりである眉間をよく揉んであげましょう。脚やお尻のストレッチをする必要があるのでは?…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、たった「眉間を揉む」だけで、なんと!さっき床に手が届かなかった人も、指が床に近づくのです。

これは、離れた位置にある筋肉同士が、筋膜によって繋がり、影響しあっているからなのでした。

治療の現場を大きく変えた「アナトミートレイン」

先ほどお話したように、全身を10~12本のラインに区分けし、治療に役立たせる考え方を理学療法士はじめ、身体ケアの関係者は「アナトミートレイン」と呼んでいます。

トーマス・W・マイヤースがその著書内で提唱し、日本では2009年にその本が翻訳され、一気に注目を呼んだ、比較的新しい概念なのです。

 「アナトミートレイン」を直訳すると「解剖列車」となります。

「同一ライン上にある部分をケアすると、他の部分にも効果が及んでいく」という筋膜の性質を、連結した列車(車輌)の運行に例えたものです。

本当に人間の身体は自分で思っている以上に、複雑に影響しあっているのです。

「アナトミートレイン」の概念が生まれる以前と、以降で治療の現場は大いに変わりました。

たとえば捻挫直後の患者さんの腫れた患部に触れることは、より悪化させる可能性があるので、不可能です。
この点は今も同じなのですが、その部分と同じライン上にある部分をケアすることはできます。筋膜を通じて、効果が患部にも及ぶからです。こうしてより早い回復に患者さんを導くことができるようになりました。

足裏の筋肉が全身に及ぼす影響

「アナトミートレイン」について、もう一つ例を出してご説明しましょう。

小趾外転筋(しょうしがいてんきん)という、足裏の筋肉があります。人類の進化の過程で最後にできた筋肉といわれています。

小趾外転筋は、かかとに近い部分から小指の先まで繋がっている、足裏外側に位置する筋肉なのですが、この筋肉がちゃんと機能している時には、足の支えを安定させるという大事な役割を果たしています。

逆に、小指外転筋がうまく機能できていない場合、身体は土台が安定していない状態となり、いわばアンバランスなのです。

そしてここからが重要なのですが、例の「アナトミートレイン」の考え方では、小指外転筋から、腕の筋肉も、ラインでつながっているのですね。ですから、小指外転筋が安定していないと、腕もあがりにくいハズなのです。

両手でバンザイの姿勢を取ってみてください。どちらかの腕があがりにくいことはありませんか?

たとえばそれが右手だとしましょう。

右足の小指を動く範囲で、内側と外側にねじって、動かしてみてください。こうすることで小指外転筋を活性化できます。

足裏の小指外転筋が活性化したという信号が神経をとおって脳に送られると、ボディスキーマ(身体図式)の書き換えが始まります。

右足の小指外転筋が活性化すれば、それは右足、ついで体幹の安定にもつながっていきます。体幹が安定しているからこそ、腕も自由にあげたり、おろしたり、動かすことができるのですね。

同じライン上に存在するけれど、離れた場所にある別の筋肉をケアすることで、問題のある筋肉のケアにもつながるという「アナトミートレイン」の考え方は実に興味深いものです。

理学療法士は、身体の痛みや不快感をとりのぞくプロです。

他のマッサージサロンや整体院では解消できなかった不具合にも、対処できるかもしれません。

なにか身体のことでお困りのことがあれば、ぜひ当院をはじめ、理学療法士にご相談くださいね。

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