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子供の「首痛」「頭痛」「肩痛」…よくある3つの姿勢に原因アリ

みなさん、こんにちは! 理学療法士の青山遥(アオヤマヨウ)です。

「快適な生活は正しく食べて、正しい姿勢から!」をモットーに練馬区・豊島園で理学療法サロン『AOYAMA STYLE(アオヤマスタイル)[旧店名:mamasalon aoyama]』を営んでおります。

当サロンは『ママサロン』という看板を掲げていることもあり、出産前後のケアを目的とした女性の患者さんの来院が多かった中、様々な年代、性別の患者さんが増えつつあります。在宅勤務中のキャリアウーマンの方や、患者さんのご主人も、患者さんからのご紹介によってお越し頂いております。

その中で、最近とくに増えてきたのが、ご来院された患者さんがご自身のお子さまを、患者さんとして当サロンに連れてくるというケースです。私自身が3人の男の子のパパということもあり、子どもさんの扱いは慣れたものですから、ママサロンでは子連れのお客様も大歓迎なのですが、時期を同じくして複数の患者様からご相談を受けたこともあり、これは記事にしてお伝えせねば!……と思った次第です。

ゲーム機・スマホ・タブレット…長時間使ってませんか?

現在、下は2歳から、上は中学生まで様々なお子さまを、患者として診させていただいています。

親御さんから見て、お子さまの姿勢がおかしい気がするのだが……ということもありましたが、子どもさんが訴える、首・肩の痛みや、慢性的な頭痛といった症状に親御さんが不安をつのらせての来院が多いです。

理学療法士として、実際にお子さまたちの身体を「評価」させていただくと、たしかに病的な歪みが見られました。

コロナ禍では頻繁に「緊急事態宣言」が出されましたよね。オフィスのようにはデスクワークに適した環境を整えられていないご自宅での内勤によって、不良姿勢を続けたことで、頭痛や肩こり、腰痛などの症状が出てしまった大人の患者さんたちの来院が目立つ時期もありました。

それと同様に、以前のように自由に外で遊ぶことも、運動することもできなくなった子どもたちが、多くの時間を家の中でテレビを見たり、ゲームをしたり、スマホ、タブレットなどをいじることで過ごすようになった弊害が、身体の症状にも見られるように感じます。

過去の私のコラムでは、不良姿勢を続けたことによる身体症状の発現については、何度もご説明してきました。お子さまの場合もそれと同様で、ゲームやテレビ、動画に熱中しているときにとりがちな、慢性的な不良姿勢が原因となって、頭痛などの身体症状が表れてしまっているのです。

実際に、お子さまがたがどういう姿勢でゲームやテレビと向き合っていたのかというと……

[1] あぐらをかいて、足元に端末をおいてゲームするパターン
[2] うつ伏せでゲームをしているパターン
[3] 画面(主にテレビ)を見上げてるパターン

お子さん方からお話を聞いていると、この3つのどれかにあたる姿勢を日常的に続けてしまっているケースばかりでした。

これを読んでいただいている大人の方でも、もし思い当たることがあれば、ぜひ痛みや不快症状が出る前にやめることをお勧めいたします。

お子様は、基本的に親御さんの真似をすることが多いです。姿勢も同様で、ご自分がこのような姿勢でネットやゲームを楽しんでいないか、振り返っていただければと思います。

一般的によく見られる姿勢かもしれませんが、これらの姿勢が理学療法的に絶対NGの理由は、首と肩にかかる負担がハンパなく大きいからです。

そして、長時間にわたって背骨を曲げている。もしくは反らせたり、左右どちらかにねじり続けていることもダメな理由のひとつです。

この3パターンの姿勢すべてが癖になってしまい、当サロンに連れてこられたお子さまがいました。その座った姿勢、立った姿勢を理学療法士として「評価」すると、ゲームの時の姿勢の癖が、何かしらの形で残っているのが良くわかりました。

真っ直ぐ座っているつもりでも、左右どちらかに傾いている、それにともない背骨がどちらかにねじれている、顎が前に出ており、首を極端に反っている、などなどです。

ゲームを辞めさせるのではなく「ゲームとの向き合い方」を考える

慢性的に不良姿勢を続けていると、歩く、立つ、座るといった基本動作にも影響してしまいます。子どもはどんなことをしても大人よりも元気だし、そのうち自然に回復するというイメージがあるかもしれませんが、たとえ子供であっても、大人と同じように不良姿勢を続けていれば、それが慢性的な頭痛や首痛、背中の痛みといった症状として表れてしまうのです。

しかし、理学療法士として、私がお子さまがたに指導すべきことは、ゲームをやめさせることや、時間を減らすことではありません。『ゲームへの向き合い方』をより良いものにすることなのです。

これはちょうど、デスクワークが原因で身体症状が出ているお客様に『デスクワークをやめなさい』『仕事時間を減らしなさい』というのと同じくらい理不尽なことだと私は考えます。

大人に対するのと同じ姿勢で、子どもさんにも向かい合うというのが私のポリシーです。ゲームをするにしても、可能な限り、身体に問題が出ないという意味で理想的な姿勢をとってもらうことの指導をすると同時に、お子さまがたが自主的に取り組めるセルフケアについても提案させてもらっています。これも、大人と同じように、お子さまの身体の条件に合わせてのご提案となっていますね。

この御時世、テレビ、ゲーム、スマホでの動画などをやめさせることは、一人の親としても難しいと感じますし、子どもたちからこれ以上楽しみを奪うことは罪だと考えます。それならせめて、楽しい時間こそ、なるべく良い姿勢で楽しむということを覚えてもらうまでのことです。

気をつけるべきポイントは?!

ここまで読んできて、「ウチの子、大丈夫かな?」と思った方もいらっしゃるでしょう。具体的にはどのような点に気をつければ良いのでしょうか。

ポイントは、首と肩に負担がかからない姿勢、背骨を極端に曲げたり、反ったり、あるいは捻った姿勢を長時間取ってはいけないというだけです。

そのとき、重要なのが『視線』の角度です。

お子さまが見ているゲームやテレビ、スマホなどの画面を、目線の水平から下30°の範囲に収めるようにしてみてあげてください。

これはデスクワークによる身体の悩みを抱えている方にも通じる点ですが、姿勢を正すことを漠然と意識させるより、視線を適正範囲に収めることで、姿勢が自然と正されてくるという事実を意識させるように指導したほうがより効率的だな、と感じるからです。

自分の息子のケースで体験済みですが、いくら子供に『姿勢を良くして! 背筋のばして!』などと口を酸っぱくして言っても、聞いてくれた試しがありません。

しかし、テレビの高さ、テレビを見る椅子の位置や高さなどを大人が変えてあげれば、自ずと姿勢も変わってくるのです。

あとはアドバイスしてくれる人を変えてみましょう。いくら親が言って聞かないことも、伝える相手が変わることで、子どもさんの場合、受け入れていくれることも多々あります。

ママサロンのおじさんが言ってたから、首を治してくれたおじさんが言ってたから、先生っぽい人が言ってたから……など、きっかけはなんであっても、受け入れてくれること「も」あります。

お子さまの不良姿勢や、それにともなう身体症状については早い時期に解消しておきたいテーマではあります。一生ついてくる問題ですから。お子さまの姿勢などでお悩みの方は一人で悩まず、当サロンに相談していただければと思います。

お子様向けの施術価格について

初診初回~30日以内6,000円(税込)/1回/60分程度
月額固定(キッズサブスク)4,500円(税込)/1回/30分程度
お子様向けの施術の価格

お子様向けの当サロンの価格は上記のようになっております。

当サロンでは大人の方の場合は初診から7日以内の再施術について6,000円(1時間)を頂戴しておりますが、お子様の場合でも大人の患者様と同様に施術に1時間かかるため、大変心苦しいのですが、お子様の場合でも同額…となっております。

ただし、初診から30日間までの施術を重要視していることもあり、お子様の施術に限り30日以内であれば同額…という形にしております(大人の場合は初診から7日以内であれば同額)。

月間の施術回数を固定してご契約いただく「月額固定(キッズサブスク)」もございます。

お子様の場合、施術を開始してから次の施術までの期間が短いほど回復度・健康レベルは上がりやすく、そして、あるレベルまで改善されたらそれ以降は効果が維持されやすい傾向があります。

この機会に是非ご利用いただければ幸いです。

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